テレビ離れ加速、20代は7割・30代は6割がほぼ見ず NHK調査

黒田健朗
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 テレビをほぼ見ない人の割合は16~19歳と20代で7割、30代では6割近く――。NHK放送文化研究所は16日、最新の国民生活時間調査の結果を発表した。多くの世代で「テレビ離れ」が急加速している実情が浮かび上がった。

 研究所は1960年から5年ごとに国民の生活実態を調査。今回は昨年10月に、全国から無作為に選んだ10歳以上の7200人に調査票を郵送。52.7%にあたる3795人から有効回答を得た。

 調査日(平日)に15分以上リアルタイムでテレビを見た人は71%で、前回(79%)よりも減った。世代別では、10~15歳は42%(前回2020年は56%)▽16~19歳は27%(同47%)▽20代は33%(同51%)▽30代は43%(同63%)▽40代は55%(同68%)▽50代は73%(同83%)▽60代は84%(同94%)▽70歳以上は92%(同95%)。全ての世代で減ったのは、現在の調査方法となった95年以降初めて。

 研究所はこの結果について、インターネットの動画やSNSなどの利用が増えたことが要因だとみている。一方、テレビの平均利用時間は3時間14分で、前回の3時間1分から増えた。70歳以上の利用時間が増えたことが全体を押し上げたという。調査データは研究所の公式サイト(https://www.nhk.or.jp/bunken/yoron-jikan/別ウインドウで開きます)で見られる。

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この記事を書いた人
黒田健朗
文化部|放送担当
専門・関心分野
漫画、アニメ、放送
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    松谷創一郎
    ジャーナリスト
    視点いまなら試し読み

    今回の結果自体はそれほど意外なものではありません。リアルタイムでの視聴が減る傾向は、これまでの調査でも確認されてきたからです。 ただ、この記事の調査が捉えているのはあくまでもリアルタイム視聴です。人々が映像コンテンツそのものから離れているわけではありません。動画を楽しむスクリーンはテレビ受像機だけでなく、スマートフォンやPC・タブレットもあり、テレビ放送はその選択肢のひとつにすぎなくなっています。むしろ動画は、スマホなどを通じて以前よりも身近にあると言えるでしょう。ですので、この数字を額面通りに受け止めることはできません。 問題はテレビ局の側にあります。最大の課題は、放送同時配信の徹底です。現在のTVerはゴールデンタイムの一部にとどまっており、NHKプラスのように全時間帯で配信する必要があります。かつてはワンセグで携帯電話(ガラケー)からテレビ中継を見られましたが、いまはスマートフォンでそれができません。テレビ放送のリーチはむしろ退化しています。 一方でTVerが相応に見られている事実は、テレビコンテンツへの需要が確実にあることを示しています。ですので、本来テレビ局は大きな強みを持っているにもかかわらず、放送にこだわるあまりYouTubeなどに削られ続けているわけです。 結局のところ、放送利権を守ろうとするがゆえに、インターネットで十分な利益を上げられない状態です。かつての利権は、いまや足かせです。この現実に向き合い、ネット配信をより積極的にすべきでしょう。インターネットもスマートフォンもなくなりませんからね。

    2026年6月16日 22:42
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    インベカヲリ★
    写真家・ノンフィクションライター
    視点

    ネットが当たり前の時代になると、わざわざ放送時間に合わせてテレビの前にいることが非効率に感じるのだろう。 思えば、国民のほとんどがテレビを見ていた時代には、独特の同調圧力があった。 私は昔からテレビを見ないタイプだったので、芸能人を使って例

    2026年6月16日 20:51

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