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単に「現在時刻を表示する」という“時計機能”を時計以外が提供することができなかった時代には、時計の機能の中で一番大事なモノは、人が時刻を読み取る文字盤の「視認性」だった。20世紀に画期的に普及した腕時計もそれは同じだった。 世界中のほとんどすべての腕時計メーカーが「視認性」の良さを競い、大量の腕時計が出荷された。その後、本来の時計以外のテレビやビデオレコーダー、そしてケータイが機能の一部として時刻表示機構を搭載し始めた頃、腕時計の一部は単なる“現在時刻を知る”という機能を提供する道具ではなく、ファッションとしての色彩を持ち始めた。 多くのファッショントレンド的な腕時計が競合する現在、従来なら腕時計としては常識であった「視認性」という要素は、あえてそれを外すことで、市場の注目を集めることができる時代となった。表面的な視認性の低さの先陣を切ったのはBell&Ross社の見えない腕時計「ファント
電子ペーパーウォッチ「E Ink World Time Watch WC01」 電子ペーパー。電子書籍界隈においてはKindleやReaderでおなじみのデジタル反射原稿だ。紙と同じように見やすいため、電子書籍用としての注目が集まっている。登場した時代は1970年代と古いのだが、生産技術やコストが問題となって、長らく表には出にくい存在だった。近年では低コスト化が進んで、少しずつではあるが普及し始めている。また現在はモノクロのみだが、カラー版の開発も進んでおり、注目を浴びている技術でもある。 今回は電子ペーパーを採用した腕時計を紹介しよう。腕時計はアナログ尽くしのものからデジタルオンリー、アナログ機構とデジタル技術の混合というように、ただ時を刻むだけだが、いまなお進化を続けているジャンルでもある。今回のPHOSPHOR「E Ink World Time Watch WC01」は、盤面すべてに
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